23日土曜 西から雨の範囲が広がる 午後は都心など関東甲信で雪
きょうの天気を左右する 2つの前線
一方、本州の南には、別の前線が停するため、九州や中国、四国、近畿、東海、北陸は、夜にかけて断続的に雨が降るでしょう。雨の範囲は東へ広がり、関東甲信は、昼頃から雨や雪が降りそうです。東北南部は日差しも出ますが、午後は雲が増えて、夕方から雪や雨の降る所がありそうです。東北北部は晴れるでしょう。北海道は、朝まで日本海側を中心に雪の降る所がありますが、日中は広く日差しがでそうです。
天気のポイントは?
関東甲信では、内陸部を中心に、午後は次第に雨から雪へ変わるでしょう。あすにかけて大雪が予想されるのは、甲信地方が中心ですが、都心を含む関東南部の平野部でも、今夜からあす日中にかけて、雪が降るくらいの冷たい空気が流れ込むため、広い範囲で積雪になる可能性があります。
慣れない大雪 特に注意が必要な所は?
雪にあまり慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。歩道橋や橋の上、バス・タクシー乗り場、横断歩道、建物の出入り口です。
歩道橋の上や、橋の上は、地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結してもとけにくくなります。バスやタクシーの乗り場は、人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。横断歩道は、多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけでなく、特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。また、建物への出入り口は、靴の底に付着していた雪が残っていることもあります。
新型コロナウイルス感染予防で、お出かけはなるべく控えていただきたい時期ですが、それでも外を歩く際には、十分お気を付けください。
気温のポイントは?
一方、気温のポイントは「近畿から北海道は、真冬の寒さになること」です。最高気温は、名古屋や東京都心でも、10℃に届かない予想です。仙台など、きのうより5℃以上低い所もあるでしょう。昨日よりも、しっかり着込んで、お過ごしください。