1日日曜も「猛暑日」続出 危険な暑さの所も 熱中症に警戒 暑さのピークいつまで?
2021年08月01日05:45
北から南まで 厳しい暑さ
北海道や東北北部は、きのう31日土曜ほどではありませんが、それでもまだ、平年を上回る暑さが続くでしょう。最高気温は30℃前後の所が多く、札幌は12日連続の真夏日(最高気温30℃以上)になりそうです。
東北南部~中国・四国では、日差しが照り付けて、最高気温は33℃くらいまで上がる所が多いでしょう。熊谷や甲府など、猛暑日(最高気温35℃以上)の所もありそうです。ただ、この暑さや、上空の寒気の影響により、午後はあちらこちらで、雨や雷雨となるでしょう。天気の急な変化にも、注意が必要です。
九州や沖縄は、最高気温は30℃前後でしょう。気温だけでなく、湿度が高いので、不快な暑さになりそうです。湿度が高いことも、熱中症を引き起こす条件の一つです。さらに、九州を中心に、雨雲や雷雲が発達しやすく、激しい雨の降る所もあるでしょう。熱中症だけでなく、雨の降り方にも、十分お気を付けください。
熱中症情報 「危険」レベルはどこ?
また、気象庁と環境省が共同で発表している「熱中症警戒アラート」が、群馬県や岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、香川県、長崎県に発表されています。熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されます。
万全な熱中症対策を、心がけてください。
新しい生活様式における 熱中症予報行動のポイント
① 適宜、マスクをはずしましょう。屋外で、周りの方と、2メートル以上(十分な距離)離れている時は、マスクをはずして、休憩をとってください。その際、ウイルス感染対策は、忘れずに行いましょう。一方、マスクを着用している時は、激しい運動は避け、気温や湿度が高い時は、特に熱中症に注意が必要です。
② できるだけ、暑さを避けましょう。なるべく涼しい服装を選び、日傘や帽子を利用してください。少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所や日陰へ移動しましょう。
③ 喉が渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
④ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
⑤ 日頃から暑さに備えた体づくりと、健康管理を行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体温測定や健康チェックを習慣にしてください。もし、体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。
高齢者や子ども、障がいのある方々は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分注意してください。
暑さのピーク いつまで?
週間予報を見ますと、最高気温は、北海道や東北を中心に、平年を上回る日が続くでしょう。3日火曜は、札幌や仙台でも、35℃くらいまで上がる予想です。名古屋や大阪も、35℃前後の日があるでしょう。
そしてポイントは、「最高気温」だけでなく「最低気温」も高いことです。最低気温は、札幌や仙台でも25℃前後と、寝苦しい夜が続くでしょう。お休み前に、コップ1杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも、注意が必要です。
この暑さのピークは、平年ですと、8月上旬という所が多くなっています。ただ、最新の1か月予報によりますと、8月末にかけての平均気温は、北海道~九州では「平年より高い」予想です。
厳しい暑さは、まだ続きますので、体調を崩さないよう、十分お気を付けください。