関東甲信 土曜夜~日曜は台風10号接近のおそれ 雨や風はいつから強まる? 警戒を
台風10号が関東甲信に接近 雨や風のピークは?
関東甲信では、台風が近づく前から、沿岸部を中心に、雨の降りだす所があるでしょう。今のところ、雨のピークは7日土曜夜~8日日曜朝になりそうです。
また、台風の進路や発達の程度によっては、7日土曜夜から8日日曜にかけて、1時間に50ミリ以上80ミリ未満の「非常に激しい雨」が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。「非常に激しい雨」とは、傘が全く役にたたなくなり、車の運転は危険なレベルです。
雨は8日日曜にかけて降り続くため、総雨量が増えるでしょう。7日土曜18時~8日日曜18時に予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、関東地方南部・伊豆諸島で100~200ミリ、関東地方北部・甲信地方で100~150ミリとなっています。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
さらに、台風本体が近づく7日土曜の夜からは、雨だけでなく風も強まり、波も高くなるでしょう。8日日曜は、海上を中心に非常に強い風が吹き、海上は7日土曜夜から8日日曜にかけて、うねりを伴って大しけとなるおそれがあります。高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。
また、今回、台風が近づくタイミングが、大潮の時期と重なります。高潮にも、十分ご注意ください。
避難場所や避難経路 確認しておくポイントは?

① 市町村が作成しているハザードマップや、地域防災計画を見て「自分の住む地域は、どのような災害のリスクがあるのか」「災害が発生した時の避難場所はどこか」「安全な避難経路はどこか」確認しておきましょう。その際、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所も確認しておくと、避難経路を決める時に役立ちます。また、自宅だけでなく、学校や職場など、よく立ち入る場所はどのような危険があるかも、家族で一緒に確認しておきましょう。
② 浸水や冠水した場合は、避難経路が限られてしまいます。事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。
③ 夜間は、昼間よりも、周囲の状況を把握しにくくなります。夜間の避難に備えて、建物など目印を決めて、避難経路を覚えておきましょう。
もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。