1か月予報 最新の資料で変更が 1月1週目は北・東・西日本で極寒 日本海側は大雪
最新の「1か月予報」 24日発表の「3か月予報」から変化が
それによりますと、24日発表の「3か月予報」では、ラニーニャ現象の影響で、西日本以南を中心に寒気の影響を受けやすい見込みとしていましたが、予報が変わりました。最新の資料によりますと、ラニーニャ現象の影響が一時的に不明瞭になる一方、東日本では期間のはじめを中心に、寒気の影響を受けやすくなりそうです。
「ラニーニャ現象」とは?
ただ、何らかの原因で東風が強まると、西側の暖かい海水が厚く蓄積するとともに、東側にわき上がる冷たい海水の勢いが強まり、南米沖の海面水温が通常より低くなります。このように、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続く現象を「ラニーニャ現象」と呼びます。
「ラニーニャ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。「ラニーニャ現象」発生時の日本は、冬は西から寒気が流れ込みやすいと言われています。
【1月1日~7日】年明け早々 北・西・東日本は厳しい寒さに
1月1日~7日の平均気温は、沖縄・奄美では「平年並み」ですが、西・東・北日本で「平年より低い」でしょう。特に、北・東日本では、冬型の気圧配置が強まるため、西日本よりも寒気の影響を受けやすくなりそうです。
5日は二十四節気の「小寒」で、暦の上では、寒さが次第に厳しくなっていく頃です。この日が「寒の入り」で、節分までが「寒の内」と呼ばれます。
暦の上だけでなく、実際にも、年明け早々から広い範囲で、寒さが厳しくなるでしょう。
また、北・東日本の日本海側を中心に、平年より雪が降りやすく、降雪量がかなり多くなる所がありそうです。寒さだけでなく、大雪にも十分お気をつけください。
【1月8日~14日】北日本は寒気の影響を受けにくく
雪が多くて、気温が高い傾向だと、雪崩が発生しやすくなります。積雪の多い所では、屋根から落ちる雪にも、注意が必要です。
一方、この期間の平均気温は、東・西日本や沖縄・奄美では「平年並み」でしょう。
【1月15日~28日】全国的に真冬の寒さ
中でも、東日本から西日本を中心に、寒気が流れ込みやすい状況が考えられます。万全な寒さ対策でお過ごしください。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方