2022年「梅雨入り予想」 九州~東北は平年より早い 梅雨時の大雨の前に備えを
2022年05月12日16:40
「梅雨入り」を決める基準は?
そもそも、梅雨は、大雨による災害の発生しやすい時期です。そこで、気象庁では、それまでの天候の経過と、1週間先までの予報をもとに、「梅雨入り」の発表を行っています。
実は、梅雨入りには、「雨がどのくらい降ったら」という基準はありません。この先1週間の予報で、曇りや雨の日が多くなり始める頃に、「梅雨入り」が発表されるのです。
日本気象協会「梅雨入り予想」 今年はいつ?
九州南部では5月27日頃に梅雨入りし、6月に入ると、梅雨入りするエリアが広がりそうです。九州北部は6月1日頃、四国は6月2日頃、中国・近畿・東海は6月3日頃、関東甲信は6月4日頃と予想されています。さらに、北陸は6月8日頃、東北南部は6月9日頃、東北北部は6月12日頃と、いつもの年よりも早く、雨の季節を迎えそうです。
この先1か月 どこで大雨?
気象庁が5月12日に発表した1か月予報によりますと、沖縄・奄美では、降水量は「平年より多い」、日照時間は「平年並みか少ない」でしょう。平年ですと、梅雨明けは、沖縄では6月21日頃、奄美では6月29日頃ですが、この先、梅雨らしい天気の日が多く、雨量が多くなるおそれがあります。梅雨の晴れ間に、雨どいや側溝を掃除しておくなど、大雨への備えは、早めに行ってください。