大荒れの天気の北海道 暴風や高波に警戒 回復はいつ?
雨や風のピークは広く夕方まで
昼前の時点で、道内の広い範囲で雨が降っていますが、午後も各地で雨が続きます。道南方面や道央、道東では雷を伴って雨の降り方が強まり、局地的に激しく降ることもあるでしょう。特に道東の地域では、午後がピークとなる所が多くなりそうです。
明日明け方までの24時間で降る雨の量は、多い所で以下の通りです。
日本海側南部・太平洋側西部 180ミリ
太平洋側東部 120ミリ
日本海側北部・オホーツク海側南部 100ミリ
オホーツク海側北部 60ミリ
なお、沿岸を中心に風も強まる見込みです。道南方面や道央の風のピークは昼過ぎまでという所が多いですが、道北や道東は午後が風のピークとなる恐れがあります。
大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意し、檜山や渡島、胆振地方では昼過ぎまで暴風に警戒してください。また、日高から東の太平洋側では、波が6メートルの大しけとなる恐れがあるため、高波にも警戒が必要です。
三連休の最終日ということもあって、外出する方が多いかもしれませんが、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。
10月統計史上1位の記録となった所も
また、後志地方の真狩では午前7時頃に最大瞬間風速で26.6メートルの風が吹き、10月としては統計史上1位の風の強さとなりました。
回復はいつ?
風は、明日の午前中に広い範囲でおさまりますが、午後になると再び強まる所が多くなる見込みです。いったん風が弱まっても油断せず、強風への対策は明日いっぱいも続けるようにしてください。
なお、明後日(12日)には、全道広い範囲で晴れ間や日差しが戻りそうです。風は西よりで、次第におさまってくるでしょう。