今日24日 梅雨前線が停滞 九州~東海で激しい雷雨 大雨の恐れ 土砂災害に警戒
九州~東海で激しい雷雨 局地的に滝のような雨
今夜にかけて、梅雨前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。九州から東北は、断続的に雨が降るでしょう。特に、九州北部や四国、中国地方、近畿、東海では、局地的に激しい雷雨となり、1時間に50ミリ以上の滝のような雨の降る所がありそうです。大雨による土砂災害や、低い土地の浸水、道路の冠水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
非常に激しい雨とは
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降った所や、非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
一方、北海道と沖縄は晴れて、強い日差しが照りつけるでしょう。
湿度が高く蒸し暑い 熱中症に十分注意
熱中症の危険性が極めて高いとして、沖縄県(本島地方と八重山地方)に「熱中症警戒アラート」が発表されています。屋内では、冷房を適切に使用して涼しい環境で過ごし、屋外への外出は、なるべく短時間にしたり、暑い時間をさけるようにしましょう。屋内、屋外を問わず、こまめに水分や塩分を補給して、熱中症予防のための万全な行動をとってください。
東北から九州は28℃前後の所が多いでしょう。昨日23日(月)より低い所が多いものの、湿度が高く、蒸し暑くなります。湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりやすいため、熱中症に注意が必要です。綿や麻など通気性のよい素材の衣服を選ぶなど、万全な対策をなさってください。