九州 あす17日 台風14号接近・上陸のおそれ 暴風・大雨・高波に厳重警戒
2021年09月16日12:17
台風14号 九州北部に上陸のおそれ
当初の予想より、台風は発達し、勢力を保ったまま九州北部にかなり接近し、上陸するおそれがでてきました。台風本体の活発な雨雲が九州付近にかかり、九州は北部を中心に大荒れの天気になる見込みです。
暴風や大雨、うねりを伴う高波に厳重な警戒が必要です。
宮崎県はすでに大雨 土砂災害の極めて危険
宮崎県は、今週は断続的に雨が降り続いており、今週12日(日)からの雨量が宮崎空港では560ミリを超え、すでに平年9月1か月分の雨量を超えています。宮崎県の平野部を中心に大雨により地盤がかなり緩み、土砂災害の危険度が極めて高くなっている地域があります。
きょうも雨が続き、一時非常に激しい雨のおそれがありますので、土砂災害に厳重に警戒して下さい。
また、九州その他の所も台風からの湿った空気が流れ込むため、一時雨や雷雨になる所があるでしょう。台風の接近に伴い、東よりの風がやや強くなり、沿岸海上は風が強まってきます。海上はうねりを伴い波が高い所が多く、長崎県五島地方はしけますので、船舶は強風や高波にご注意下さい。
きょうのうちに台風への備えを
九州は北部を中心に大荒れの天気となるでしょう。
瞬間的には陸上でも30メートル前後の暴風が吹く所があるでしょう。何かにつかまっていないと立っていられない状態になったり、飛来物によって負傷するおそれのあるような風です。
また、台風本体の発達した雨雲がかかるため、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
海岸や河口付近は潮位が高くなり高潮のおそれがあり、浸水や冠水に注意が必要です。
きょうのうち台風への備えをしておきましょう。
飛ばされやすい物はあらかじめ固定したり、室内に入れるなど暴風への備えをして下さい。また、大雨により土砂災害が発生したり、河川の増水や氾濫のおそれがあります。崖などの斜面の側や川の近くにお住まいの方などは、あらかじめ安全な場所に避難するなど、いざという時のために備えておきましょう。