今日3日の朝は山形県と新潟県で線状降水帯の恐れ 土砂災害や川の氾濫に厳重警戒
今日3日朝は秋田県~新潟県で滝のような雨
今朝の1時間雨量は、山形県鶴岡市櫛引で58.5ミリ(9月の観測史上1位)、新潟県村上市三面で57.5ミリ、秋田県鹿角市八幡平で56.5ミリ(9月の観測史上1位)などとなっています。
秋田県では昨日2日からの大雨で、氾濫の危険性が高まっている川があります。現在雨が強まっている山形県や新潟県も短時間で被害が出る恐れがあります。
※1時間雨量は午前5時までの最大値
山形県と新潟県は線状降水帯発生の恐れ 大雨のピークは朝の内
24時間予想雨量(明日4日午前6時まで・多い所)
東北:120ミリ
北陸:100ミリ
線状降水帯が発生した場合、更に雨量が増える恐れがあります。また、引き続き局地的には1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降るでしょう。
日中は大雨のピークは越えてきますが、しばらく油断はできません。川の増水や氾濫、土砂災害などは大雨のピークの後に発生することもあります。川や斜面などからは離れて、少しでも危険を感じたらためらわずに避難してください。
外が危険な場合は「垂直避難」を
1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まって浸水が発生している時など、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。