今日21日の近畿は危険な暑さ 明日22日はもっと暑くなる 外出前の暑さ対策とは
今日21日は最高気温が35℃以上の地点が続出
午後3時30分までの最高気温は、最も高かった地点で、京都市、福知山市(京都府)、福崎町(兵庫県)でいずれも37.2℃でした。
近畿地方で、気温を測っているアメダス64地点のうちの半数近くで、最高気温が35℃以上の猛暑日となりました。
※京都では、午後4時00分に最高気温37.3℃を観測しました。
明日22日はさらに暑くなる 熱中症に厳重警戒
気温は今日21日よりも上がりやすく、最高気温が35℃以上の猛暑日となる地点が増えるでしょう。37℃以上の体温を超えるような暑さになる所も多くなる見込みです。
日中の外出はできるだけ避け、エアコンの効いた涼しい場所で過ごすようにしてください。
また、今日21日は、中国山地や丹波高地、紀伊山地の周辺で雨雲が発生・発達し、京都市など市街地でも局地的にザっと雨が降りました。明日22日は、今日よりも雨雲が発生しにくく、急な雨や雷雨は紀伊山地など山沿いが中心となるでしょう。
まとまった雨の降らない日が続いていますので、植物や農作物の管理に十分ご注意ください。
熱中症対策にプレクーリングを
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。