東海地方 日に日に気温上昇 来週は春のような暖かさの日も 融雪災害に注意
現在の積雪の深さ
15時現在の積雪の深さは、
白川村:107センチ、飛騨市(河合):84センチ、飛騨市(神岡):49センチ、郡上市(長滝):35センチ、関ケ原町:27センチ、本巣市(樽見):27センチ、高山市:16センチとなっています。最大14センチの積雪を観測した岐阜市は、正午に0センチとなりました。白川村ではほぼ平年並みの積雪の深さですが、関ケ原町では雪は解けてきたものの、まだ平年の約5倍の積雪の深さとなっています。引き続き、路面の凍結など車の運転には注意してください。
また、沿岸部では10メートル以上のやや強い風が断続的に吹いています。強風や高波にも注意が必要です。
土日の天気
明日27日は冬型の気圧配置が緩み、強い風は収まる所が多いでしょう。広く晴れて、平野部では最高気温が二桁に届きそうです。名古屋では4日連続、最高気温が一桁でしたが、明日は少しホッとできそうです。岐阜県山間部も、今日26日よりも晴れ間の出る所が多いでしょう。ただ、日に日に気温が上がるため融雪災害に注意が必要です。
【28日(日)】
28日(日)は晴れ間もありますが、明日27日よりも雲が多くなるでしょう。気圧の谷が通過する影響で雲の広がる時間があり、にわか雪やにわか雨となる所がありそうです。岐阜県山間部は再び雪が降りますが、大雪の心配はなく降る時間もそれほど長くはない見込みです。
日を追うごとに気温上昇 春のような暖かさの日も
融雪災害に注意
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。