中国地方 冬の嵐 25日まで日本海側で暴風雪 山地は大雪 広く低温 水道凍結も
この冬一番強い寒気とJPCZ
これに加えて、23日夜から24日は、上空5500m付近にマイナス36℃以下の、この冬一番強い寒気が流れ込むでしょう。
また、23日夜遅くから24日朝にかけて、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が鳥取県の山陰沖を南下する見込みです。
※JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。
大雪のピークは23日夜~24日にかけて
内陸部では一日を通して氷点下の真冬日になる所も
日中も気温が上がらず、内陸部は一日を通して氷点下の真冬日となる所があるでしょう。
26日からは、山陽や山口県は高気圧に覆われて大体晴れる見込みです。山陰は、湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。ただ、厳しい寒さがやわらぎ、山陽や山口県は日差しのぬくもりが感じられそうです。
風雪・大雪・低温に備えて

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から水を抜いておきましょう。また、屋外でむき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。