ダブル台風発生へ 来週は沖縄を直撃か 海面水温30℃以上を北上し急発達のおそれ
24時間以内にダブル台風発生へ
20日9時現在、フィリピンを挟んで西(南シナ海)と東に、2つの熱帯低気圧が発生しています。気象庁は今後24時間以内に、この2つの熱帯低気圧が台風に発達すると発表しました。
このうち日本に影響をもたらす可能性があるのは、フィリピンの東の熱帯低気圧です。今後、風速25m/s以上の暴風域を伴いながら北上し、予報円の真ん中を進むと来週24日(水)~25日(木)に強い勢力で石垣島など先島諸島を直撃するおそれがあるため警戒が必要です。
南シナ海の熱帯低気圧は、今後、台風に発達したあともベトナム方面に進むため、日本への直接的な影響はない見込みです。
海面水温30℃以上 急速に発達する恐れ
そのため、台風で海面がかき混ぜられず、沖縄付近では海面水温30℃以上と、平年より2℃くらい高くなっています。
台風は、海面水温27℃以上で発達するといわれますが、現在、沖縄付近は31℃くらいと、台風が発達するには十分すぎるほどのエネルギーがあるため警戒が必要です。