今夏は記録ずくめの猛暑 お盆明けは再び40℃に迫るおそれ 災害級の残暑いつまで
今年は猛烈な暑さ 続々と過去の記録を塗り替える
その後も、猛烈な暑さは更に加速し、8月5日は群馬県伊勢崎市で41.8℃を観測し、6日で国内歴代最高気温を更に塗り替えました。また、この日(5日)は40℃以上が14地点(全て関東地方)と、一日に40℃以上を観測した地点の最多記録を更新しました。
日本国内の暑さ記録1位~4位タイまでが全て、今年2025年となる記録的な猛暑となっています。
統計開始以来はじめて40℃以上を観測した地点も
また、今夏は京都府、兵庫県、岡山県、広島県では、統計開始以来はじめて、40℃以上を観測しました。
猛暑の原因は、地球の温暖化や海面水温の上昇により、偏西風が北に偏り、暖気が日本付近に入りやすいこと。また、太平洋高気圧+太平洋高気圧より背の高いチベット高気圧の布団2枚重ね状態になる事に加え、山越えの風が吹き降りる際の気温が上昇するフェーン現象の影響などが考えられます。都市部ではエアコンの室外機などで夜も気温の下がり方が鈍く、朝のスタートラインから気温が高い事も要因のひとつです。
再び猛暑日エリア拡大 お盆明けの来週は40℃に迫る危険な暑さ
この先、お盆明けの来週にかけて、猛暑日地点は再び急増となりそうです。特に、17日~20日にかけては、晴れれば地上で40℃に迫るような暖気が関東など東日本に予想されています。
今日14日発表の最新の1か月予報によると、9月にかけて全国的に気温は高く、九州~関東では猛烈な残暑が続く見込みです。
九州北部など大雨被災地も猛暑が続くため、復旧作業は「休息・冷却・水分補給」をこまめに行いましょう。九州~関東では熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続くため、夜間の熱中症にも警戒が必要です。