南にダブル台風発達 北には「平地に雪を降らせる」寒気 積雪も
南にはダブル台風が発達中です。その一方、あす2日(月)に日本付近を前線が通過したあと、北では3日(文化の日)から4日(水)にかけて、一気に季節が秋から冬へと進みそうです。
南にはダブル台風発達
11月に入り、日本付近は秋から冬へとゆっくりと季節が進み始めています。しかし、南の海上では今もなお台風が発生中です。11月1日現在、台風19号(コーニー)と台風20号(アッサニー)の2つが発生していて、それぞれフィリピン付近を西に進んでいます。台風19号(コーニー)は1日午前9時現在、非常に強い勢力にまで発達しました。今後、南シナ海に進む見込みです。また台風20号(アッサニー)は3日には強い勢力に発達し、その後、南シナ海に進むでしょう。いずれも日本に直接影響することはない見込みですが、台風20号の今後の進路によっては先島諸島周辺に影響がでることもありますので、念のため、今後の進路にご注意ください。
2日は広く天気下り坂
南に台風の一方で、あす2日(月)に日本付近を前線が通過したあと、北では3日(文化の日)から4日(水)にかけて一気に秋から冬へと季節が進みそうです。
あす2日(月)は広く天気は下り坂となるでしょう。九州と中国、四国は朝から次第に雨が降りだす見込みです。近畿や東海も午後は広く雨で、関東も夜は各地で雨が降るでしょう。北陸は日中は雨が降り、所々で雷を伴う見込みです。東北も日本海側から雨が降り、夜は太平洋側でも雨でしょう。北海道は午前中を中心に雨が降る見込みです。2日いっぱいは北海道は平地ではまだ雪に変わることはなく、雨で経過しそうです。
平地にも雪 積雪のおそれも
注意が必要なのは3日(文化の日)です。夜になると、上空1500メートル付近には「平地に雪を降らせる目安」のー6度以下の寒気が、4日(水)にかけて北海道付近にまで流れ込みます。北海道では標高の高い所だけでなく、札幌など平地でも次第に雪に変わり、積雪のおそれもあります。東北や北陸、関東甲信などでも標高の高い所では雪の降る所がありそうです。気温もグッと低くなり、4日(水)の札幌の予想最高気温は今シーズンはじめて10℃に届かない見込みです。服装も一気に冬の装いになりそうです。
シーズン最初の雪に注意
今シーズンはじめて雪道を運転する方は、2日(月)のうちに、事前に冬タイヤへの交換をして、3日(文化の日)から4日(水)は、無理のない運転や時間に余裕を持って出かけるようにしてください。