荒天　木曜の通勤時　関東も横殴りの雨(気象予報士吉田　友海 2018年02月27日)

◆朝の通勤時注意

28日(水)は前線を伴った低気圧が急速に発達しながら東シナ海を東北東に進み、1日(木)はさらに発達しながら日本海を北東に進む予想です。また、別の低気圧が1日(木)の午前中に関東付近を通過し、関東も荒れた天気となる恐れがあります。

関東地方では28日(水)の夜遅くから風が強まるでしょう。1日(木)は南よりの風が沿岸部を中心に強く吹きそうです。また、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。1日(木)の未明から朝にかけては広く雨が降り、土砂降りの雨の所もありそうです。活発な雷雲がかかる所もあり、落雷や突風にも注意が必要です。

今のところ、関東では風や雨のピークが1日(木)の朝の通勤時間帯と重なりそうです。横殴りの雨となって、傘をさしていてもぬれてしまうこともあるでしょう。丈夫な傘や足元はレインシューズを選ぶと良さそうです。替えの靴下やタオルなどもあると役立つでしょう。また、風の影響を受けやすい地域では電車の遅れや高速道路の速度規制など、交通機関に影響のでる可能性もあります。1日(木)の朝は時間に余裕を持って、交通情報を確認すると良さそうです。

◆気温上昇

関東は1日(木)の日中には天気が回復に向かい、次第に日差しが戻りそうです。南よりの風の強い状態が続き、気温がグングンと上がるでしょう。最高気温は20度前後と、4月中旬から下旬並みの所が多くなりそうです。一気に春本番の暖かさになるでしょう。強い風や気温の上昇によって、スギ花粉が本格的に飛び始めそうです。花粉症の方はしっかりと対策をなさってください。