6月まとめ「遅い西日本の梅雨入り」 梅雨明けは?
九州北部~近畿が記録的に遅い梅雨入り

東日本や北日本では、湿った空気や上空の寒気の影響で、雨の降る日が多くなったものの、梅雨前線はなかなか本州付近まで北上せず、西日本では晴れ間の広がった日が多くなりました。6月1日から28日までの降水量は、東京都心で216.5ミリとこの期間の平年の降水量(154.3ミリ)の1.4倍になりました。一方で、福岡市は86.0ミリと平年(227.7ミリ)の半分以下で少雨となりました。
沖縄の降水量は平年の2倍近く多く
(※なお、梅雨入り・明けの時期は、秋に再検討され、見直されることがあります。)
7月は?
7月後半になると梅雨前線は東北付近に停滞しやすくなるでしょう。九州から近畿は太平洋側を中心に晴れる日が次第に増えそうです。平年の梅雨明けは九州南部は7月14日ごろ、九州北部は19日ごろ、四国は18日ごろ、中国や近畿は21日ごろです。今年の梅雨明けは平年より大幅に遅れることはなく、梅雨の期間が極端に短くなる可能性があります。東海や関東甲信は平年の梅雨明けは7月21日ごろで、今年は今のところ平年並みかやや遅くなる可能性があります。