台風と前線 1日夜~3日 九州~関東で警報級の大雨 平年6月ひと月の雨量に匹敵か
2023年06月01日08:32
台風と梅雨前線 前線の活動が活発化
また、梅雨前線がきょう1日(木)は次第に西日本から北上し、3日(土)にかけて、西日本から東日本に停滞するでしょう。前線に向かって、台風からの非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となる見込みです。
警報級の大雨
2日(金)は九州から関東甲信、北陸にかけて広く活発な雨雲や雷雲がかかり続け、局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。警報級の大雨となる所があるでしょう。
3日(土)も関東など太平洋側を中心に雨や雷雨が続き、さらに雨量が増える見込みです。
四国や近畿、東海、関東甲信を中心に所々で総雨量が平年の6月ひと月分の雨量に匹敵、または超すような大雨が予想されています。
予想降水量
奄美地方:150ミリ
四国地方:120ミリ
近畿地方、中国地方:100ミリ
関東甲信地方、東海地方:80ミリ
北陸地方:60ミリ
3日(土)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
関東甲信地方、東海地方、近畿地方、四国地方:200から300ミリ
北陸地方、中国地方:100から150ミリ
奄美地方:50から100ミリ
4日(土)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
関東甲信地方:100から150ミリ
西日本から東日本の広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
台風と梅雨前線の大雨 土砂災害から身を守るための情報
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。