台風14号「コイヌ」 非常に強い勢力へ 3日~4日に沖縄の先島諸島に接近の恐れ
台風14号 非常に強い勢力で沖縄の先島諸島に接近の恐れ
台風14号は、3日(火)から4日(水)にかけて沖縄の宮古島や石垣島など先島諸島に接近する恐れがあります。海面水温が30℃以上と高い海域を進んでいるため、さらに発達し、4日(水)は非常に強い勢力となるでしょう。台風の勢力とは最大風速で決まり、非常に強い勢力とは強い方から2番目のレベルです。
沖縄の先島諸島では荒天の恐れ
また、2日(月)は大陸の高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなるため、夜から風が強く吹き、3日(火)は台風の影響で非常に強い風が吹く見込みです。4日(水)は台風の進路等によっては、暴風となる恐れがあります。台風周辺の活発な雨雲や雷雲のかかる所もあるでしょう。落雷や突風、急な強い雨にも注意が必要です。
2日(月)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
沖縄本島地方:3メートル
先島諸島:4メートル
大東島地方:3メートル
3日(火)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
沖縄本島地方:5メートル
先島諸島:7メートル
大東島地方:4メートル
2日(月)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
15メートル(25メートル)
3日(火)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
20メートル(30メートル)
高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで
そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
高潮時に危険な場所は?
①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。
高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないでください。