木曜は前線通過 金曜~土曜は今季一番の寒気 広く荒天・冬の寒さ・日本海側は大雪
2023年11月21日17:58
23日(木:勤労感謝の日) 北海道~北陸は雨や雷雨
北海道から北陸は午後は次第に雨雲や雷雲がかかりそうです。大気の状態が不安定で、落雷や突風、ひょうに注意が必要です。太平洋側は晴れ間の出る所が多いですが、全国的に風が強まるため、強風にご注意ください。
24日(金)~25日(土) 日本海側で大雪の恐れ
北海道から北陸は日本海側を中心に雪が降り、所々で平地でも積雪となるでしょう。山沿いでは大雪となる恐れがあります。JPCZ(※)が日本海で顕在化し、東北南部や北陸付近に発達した雪雲がかかる可能性もあります。山陰でも山沿いを中心に雪が降るでしょう。全国的に風も強まり、北海道から北陸では大荒れとなる恐れがあります。交通機関への影響にも注意が必要です。
※JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流してできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。JPCZが顕在化すると、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むため、大雪となることが多々あります。
太平洋側も気温急降下
24日(金)以降は寒気の影響で、最高気温は平年並みか低くなる所が多いでしょう。福岡市は10℃と一気に冬の寒さになりそうです。寒気の流れ込みが遅い関東は平年より高くなるでしょう。25日(土)は全国的に平年より低くなりそうです。北海道は真冬日(最高気温0℃未満)となるでしょう。東北や北陸は10℃に届かず、関東は15℃に届かない見込みです。東京都心は12℃と12月中旬並みになるでしょう。冷たい風も吹きつけて、気温の数字よりも寒く感じられそうです。万全な寒さ対策をしてください。
朝晩は冷え込みが強まります。ヒートショックにもお気をつけください。