スギ花粉がピーク 明日2日も東京で「極めて多い」 雨でも福岡や大阪で「多い」
2月末から一気に大量飛散
今年は2月に強烈な寒波の影響で、厳しい寒さの日が多く、花粉の飛散量の増加は抑えられていましたが、2月末には寒さが和らぎ、一気に飛散が増加しています。
明日2日(日) 東京で「極めて多い」 雨が降る西日本も油断せず
前線が西から延びるため、九州から近畿、北陸は日本海側を中心に雨が降ったりやんだりするでしょう。東海も所々で雨が降りそうです。雨が降ると花粉の飛散は抑えられますが、太平洋側を中心に雨の止み間がありそうです。季節先取りの暖かさも続くため、花粉の飛散量は福岡や大阪で「多い」、高知や静岡で「非常に多い」レベルでしょう。油断せずに対策をなさってください。
3日(月)から冷たい雨や雪で花粉の飛散量は減少
6日(木)と7日(金)は福岡や高知に加え、静岡でも「非常に多い」飛散となりそうです。東京は「多い」レベルとなるでしょう。
ピークはいつまで続く?
また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1㎠あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
外出時の花粉対策
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。