金星が「最大光度」に ひと際明るい「宵の明星」 夕方は南西の空に注目
2021年12月04日14:58
金星が最大光度
金星の明るさはマイナス4.7等で、1等星の100倍以上の明るさになります。また、木星や土星も近づき、3つの惑星が同じような間隔で並んでいるように見えます。
ちなみに、地球から見た場合、金星は約1年7か月周期で満ち欠けを繰り返し、見かけの大きさ(視直径)も変化します。双眼鏡や望遠鏡を使うと画像のように、さまざまな金星の姿を見ることができます。なお、最大光度の頃は三日月のように欠けて見えます。
実は昼間でも見える
方角や高度を確認して、探してみてはいかがでしょうか。観察の際は太陽光で目を痛めないよう、注意して下さい。
※出入りの時刻は、金星の中心が地平線に一致する時刻です。
太平洋側は広くチャンスあり
なお、日没前後は気温が急に下がり、昼間よりも北風が一層冷たくなります。寒さ対策を十分に行ってください。
一方、山陰や北陸、北日本の日本海側は寒気の影響で雨や雪が降り、残念ながら星空観察にはあいにくの天気となりそうです。