今日23日 西~東日本の広い範囲で警報級の大雨 北陸の被災地では土砂災害に警戒
2024年06月23日05:40
西~東日本で警報級の大雨
このあとも九州から東北では雨が断続的に降るでしょう。低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になり、日本海側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降る所もありそうです。土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。大きな地震のあった北陸では、まだ地盤の緩んでいる所や土砂災害の危険が高いままの斜面が残っている所もありますので、特に警戒が必要です。
大雨に注意する時間は関東甲信や東海、北陸は昼ごろにかけて、近畿や中国地方は夕方にかけてとなります。九州や四国など、雨の弱い所や止んでいる所があるかもしれませんが、前線が南下し、午後になると再び大雨になりますので油断しないようにしましょう。
明日も九州では大雨に警戒
[雨の予想]
23日6時から24日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東海地方 200ミリ
関東甲信地方、北陸地方、九州北部、九州南部 150ミリ
近畿地方 120ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 80ミリ
その後、24日6時から25日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
九州南部 120ミリ
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。