24日 西日本を中心に大雨 災害への警戒を
2020年07月24日06:53
各地の天気 雨が強まる時間帯など
【各地の天気(西から)】
沖縄はおおむね晴れるでしょう。
九州と中国・四国は断続的に雨や雷雨で、道路が一気に冠水するほどの非常に激しい雨(1時間50ミリ以上)の降る所もあります。この「非常に激しい雨」が予想される時間帯は「九州北部:夕方まで」「九州南部:昼前~あす未明」「中国地方:今朝~あす明け方」「四国:今夜~あす昼前」です。同じような所に集中的に活発な雨雲がかかって、短い時間で災害の危険が高まるおそれもあります。
近畿と東海、甲信、北陸は、午前中は所々で雨。午後は次第に雨の範囲が広がって、夕方以降は雨脚が強まるでしょう。傘があっても濡れてしまうほどの激しい雨(1時間30ミリ以上)の降る所もありそうです。
関東は、午前より午後の方が雨の所が多くなるでしょう。こちらは、それほど強く降ることはなさそうです。
東北は晴れ間がありますが、朝晩を中心に所々で雨雲が湧くでしょう。
北海道は、東部は雲が多く、ときおり雨が降りそうです。北部と南西部は昼前まではおおむね晴れ。昼過ぎからはにわか雨や雷雨の所があるでしょう。
予想される雨の量
その後、26日午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、四国と近畿、東海100~200ミリ、九州南部と北陸100~150ミリ、中国地方50~100ミリです。
なお、予想される雨の量が他の所より少ない=災害の危険性が低い、というわけではありません。地形などの影響で、それほど雨量が多くなくても災害が発生するケースはありますし、特に先日の大雨による被害のあった地域では、脆くなっている崖や、堤防が傷ついている川もあります。
最新の気象情報や、自治体からの避難に関する情報に留意してください。気象庁のHPにある「大雨・洪水警報の危険度分布」等で、お住まいの地域の災害の危険度を知ることも大切です。
避難が必要と判断された場合、可能な限り、周囲のようすが確認しやすい明るい時間帯に、近隣の方などと声を掛け合って行動するよう、心がけてください。