27日(土)、大陸から九州、日本の南に梅雨前線が延びています。前線の活動は活発になっており、九州に発達した雨雲がかかっています。特に九州北部では、長崎県佐世保市で、72時間雨量の日最大値は400ミリを超え、観測史上1位の値を更新。平年の6月ひと月の雨量をすでに超える大雨になっています。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や河川が増水している所があります。
28日(日)にかけて、前線は、九州付近では南下し、本州の南に停滞する見込みです。九州から近畿、関東甲信では、28日(日)昼前にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。特に九州南部では、局地的に猛烈な雨が降る恐れがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。また、発達した積乱雲の下では、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要です。対策について、
「【特集】新型コロナと自然災害に備え」も参考になさって下さい。