東海地方　きょう10日も厳しい残暑　台風14号の影響は?(気象予報士竹下　のぞみ 2021年09月10日)

東海地方　きょう10日も厳しい残暑　台風14号の影響は?

日本気象協会中部支社

竹下　のぞみ

公開：2021年09月10日15:27

東海地方では、しばらく大きな天気の崩れはありませんが、来週後半からは湿った空気の影響で、広い範囲で雨となるでしょう。

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厳しい残暑　今週末は雲が多いが晴れ間も
台風14号の影響は?
9月は台風シーズン　日頃から台風への備えを

厳しい残暑　今週末は雲が多いが晴れ間も

きょうの東海地方は、朝からよく晴れて、厳しい残暑となりました。

東海地方で一番気温が高かったのは、岐阜県多治見市で、15時までの最高気温は32.6度でした。また、名古屋市千種区と岐阜市で共に31.4度を観測するなど、30度以上の真夏日となった所が多く、厳しい残暑となりました。

今週末は、湿った空気の影響で雲が多くなりますが、晴れ間もあるでしょう。大きな天気の崩れはなさそうです。最高気温は30度前後で、厳しい残暑が続くため、熱中症対策をしっかりとしてお過ごし下さい。

台風14号の影響は?

台風14号は、きょう10日12時現在、フィリピンの東にあって北西に進んでいます。この後も、北上を続け、来週後半には進路を東寄りに変える見込みです。
台風の進路次第では、来週末頃の東海地方の天気に影響する可能性があります。今後の台風情報をこまめにチェックするようにして下さい。

9月は台風シーズン　日頃から台風への備えを

台風14号の今後の動きに注意が必要ですが、台風の東海地方への平年の接近数は、9月が1.2個と最も多くなっています。
台風の接近とは、台風の中心が静岡県、愛知県、岐阜県、三重県のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を言います。また、2016年以降の過去5年を見ても、9月は東海地方へ毎年1個以上の台風が接近しています(2018年には2個接近)。

台風に備えて、今のうちにハザードマップで避難経路や危険箇所を確認したり、非常用持ち出し袋や防災用品の準備・確認をしておくとよいでしょう。