時代とともに変化していく結婚への価値観やお付き合い、出会いのかたち。
ほんの10年ほど前までは、「合コン」(合同コンパ)は男女の出会いの場として大いに盛り上がっていました。ところが近年の合コンの衰退は著しく、今の30代のおよそ半分、20代に至っては6割以上は合コンの経験が一度もないようです。
現代の「合同お見合い」であるいわゆる「婚活パーティー」も同様で、特に厳しい条件が課されがちな男性の婚活参加者が激減しているようです。戦後にあれほど活況を呈し、近年になってまた復活した「合同お見合い」もまた、消えていく運命なのでしょうか。
それに変わるように見直されつつあるのが、仲人・紹介人を介しての単独の正式なお見合いだといわれます。と言ってもかつてのように今の親世代には、年頃の息子や娘のお見合い写真を共有するネットワークは既にありませんから、プロのカウンセラーが仲介してマッチングを検討、カジュアルな場でのお見合いセッティングする、というもののよう。
時代は変化しているように見えて、同じことが繰り返されるものなのかもしれませんね。
参照
家の神 (鶴見俊輔/安達浩 淡交社)
厚生労働省/婚姻率・婚姻数の年次変化「合コン」をしたことがない20代が6割を超える