9月の満月「ハーベストムーン」についてお伝えしてきましたが、実はこの名前には秘密があります。ハーベストムーンは、厳密には「秋分(※)に最も近い満月」のことをいいます。このため、秋分に最も近い満月が10月となる年は、10月の満月をハーベストムーンと呼んでいます。では、10月の満月がハーベストムーンとなる年は、9月の満月はどのように呼ばれるのでしょうか。
9月の満月にはハーベストムーンのほか、収穫の時期にちなんで「コーンムーン:Corn Moon」(とうもろこしの月)や「バーレームーン:Barley Moon」(大麦の月)という名前があります。10月の満月がハーベストムーンとなった年は、これらの名前をとって、9月の満月を「コーンムーン」や「バーレームーン」と呼ぶことがあるようです。
9月の満月が「ハーベストムーン」となる年は、10月の満月は「ハンターズムーン」です。このように、9月と10月の満月の名前は変化することがあります。
なお、2025年は上図のように秋分に最も近い満月が10月となるため、10月の満月が「ハーベストムーン」になります。
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秋分…昼と夜の長さがほぼ同じになる日。