1日通して快適に過ごすためには、湿度に合わせて服のコーディネートを考えることが大切です。不快感がなければ気温に合わせて服装を選んでもかまいません。しかし、蒸し暑く感じる日は、たとえ気温が低くても体の熱を逃がしやすい服を選ぶようにしましょう。日本気象協会が運営するお天気サイト「
tenki.jp」では、毎日の
服装指数を発信しています。服装を選ぶ前に1度チェックされることをおすすめします。
ここでは蒸し暑い日の服選びのポイントを3つご紹介します。
■1. 通気性・吸湿性の高い服を選ぶ
じめじめと蒸し暑い日は、体に熱がこもらないように、なるべく通気性・吸湿性の高い素材を使った服を選ぶのがポイントです。代表的な素材は亜麻から作られたリネン素材で、汗をかいてもベタつかず、さらっと着こなすことができます。汗そのものも吸い取ってくれるため、体に熱が溜まりやすい多湿の日にはうってつけの素材といえるでしょう。ほかにも、着心地が軽くて吸湿性のよいコットンや、涼感・吸水性に優れたレーヨンを使った服を選ぶと、蒸し暑く感じる日でもストレスなく過ごすことができます。
■2. ゆったりしたシルエットの服を選ぶ
湿度が高い日は服の生地が肌に貼り付きやすく、ベタベタとした不快感が強くなります。肌と服の間にすき間がなくなると通気性も悪くなり、蒸し暑さを助長させる原因になりますので、体にぴったりフィットするような服よりも、ゆったりとしたシルエットの服を選ぶようにしましょう。裾や袖がふんわり広がるワンピースやフレアースカート、パフスリーブのチュニック、透かし編みのゆるニットパンツなどを組み合わせれば、体の蒸れ対策につながります。
■3. 黒い服は避ける
黒い服は太陽の光を吸収しやすい傾向にあります。熱くなるのは服の外側だけですので、ゆるいシルエットの服なら大きな影響はありませんが、肌に触れる面積が大きい服だと体温を上昇させる原因になります。とくに湿気の多い日は実際の気温よりも暑く感じがちです。黒い服の着用はなるべく避けたほうがよいでしょう。