麦とろは、おうちでも簡単に作れます。
麦ごはんは、米1合分に大麦50g、水は1合の目盛りに+100mlを基本にして、炊飯器で普通に炊けばできあがり。とろろは、ねばりの強い自然薯、水気が多くさらりとした長芋など、お好みで選んだ芋のトロトロ具合によって、だし汁の量でゆるさを調節しましょう。おろし器が手軽ですが、すり鉢であたるとより滑らかなとろろになります。
丸子宿の茶店のモデルとなった「丁子屋(ちょうじや)」さんでは、名物のとろろ汁が今もいただけます。「お椀を持って威勢よく、ザーザーと音をたて、流し込むように」食べるのが、とろろ汁の美味しさを楽しむコツなのだそうです!
だるくて食欲がわかないときこそ、麦とろパワーを威勢よくかき込んでみてはいかがでしょうか。
〈参考サイト・文献〉
『丁子屋』 ホームページ
『株式会社 はくばく』 ホームページ
『朝日新聞デジタル ののちゃんのDO科学』 『現代語訳 東海道中膝栗毛』伊馬春部 訳(岩波書店)
『現代語 抄訳で楽しむ東海道中膝栗毛と続膝栗毛』大石学 監修(KADOKAWA)