
桜島では5月24日以降、25日まで爆発はなく、26日も午後5時までに爆発や噴煙量が中量以上の噴火は観測されていません。
気象台では山体の膨張が続いているとして引き続き注意を呼びかけています。
中川雅温記者
「午前11時40分頃の有村溶岩展望所です。3分ほど前に噴煙が上がりまして、現在鹿児島市内の方に向かって噴煙が伸びています」
桜島では5月18日に19回の爆発が観測されるなど、活発な火山活動が続いていましたが、5月24日以降、26日午後5時までに爆発や噴煙量が中量以上の噴火は観測されていません。
一方、5月12日から始まった山体の膨張は続いていて、気象台は南岳山頂火口および昭和火口から1キロを超えて飛散する大きな噴石や、小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあるとして、今後の火山情報に引き続き注意するよう呼びかけています。
桜島の噴火警戒レベルは3の入山規制が継続されています。
では桜島の降灰予報です。
26日夜のはじめは南西の風、鹿児島市谷山方向に、その後夜遅くには主に西の風、鹿児島市街方向に降灰が予想されています。