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    エアコンの「ドライ」は冷房より高い?安い? 実はドライは2種類 上手な使い分け方を古山予報士が解説

    テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回はエアコンの「ドライ」の電気代に注目する。

    22日の宮崎県内は10の地点で真夏日を記録し、宮崎市もことし初めて30度以上の真夏日となった。こういうときは、まだ5月だからと躊躇せず、エアコンを使ったほうが良い。ただ皆さんのご自宅で、こんなことが起きていないだろうか?

    古山)お父さんちょっと暑いからエアコンつけてくれない?
    児玉)ああ、わかったわかった、ピッ!(リモコンの音)
    古山)え、これ冷房じゃない?まだこの時期、そこまで暑くないから、ドライの方が安いのよ!
    児玉)いや、ドライの方が高いって聞いたぞ!
    古山)ドライの方が安いの!
    児玉)ドライ方が高いって!
    古山)ドライの方が安いの!あなたの頑固なところが嫌いよ!

    こんなことにならないためにも…知っておいた方が良いので詳しく見ていく。

    実はドライには2種類ある。1つ目は「弱冷房除湿」これは湿った空気を冷やして湿気を取るので、乾いた冷たい空気が出てくる。

    もう1つが「再熱除湿」これは空気を冷やして湿気を取った後、適温に温め直して、その気温のまま乾いた空気だけが出てくるというもの。「温め直す」という工程が、意外にエネルギーを消費してしまう。

    電気代は「弱冷房除湿」が一番安く、次いで「冷房」、そして「再熱除湿」の順に高くなってしまう。自宅のエアコンが「弱冷房除湿」なのか「再熱除湿」なのか判断がつきにくい場合は、エアコンの型番を基にインターネットで調べると良い。

    ではどう使い分ければいいのか。「冷房」は“冷房効果”が一番高いが、実は“除湿効果”も一番高い。このため真夏は「冷房」がおすすめ。短時間で温度も湿度も下げたいときに使うと良い。

    「弱冷房除湿」は休日、 運転時間が長くなるとき(=節約したい時)におすすめ。

    そして「再熱除湿」は、梅雨の時期に、湿度は下げたいけれども、温度は下げたくない時におすすめだ。うまく使い分けて、梅雨と夏を快適に過ごしたい。

    続いて「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、4回目は「川南町」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している。

    「あしたも昼は晴れるかい 洗濯できっちゃけど 晩がた 飲ん方があるっちゃったら 傘を持っていかんと ぼくじゃわー」

    「ぼくじゃわー」ここが川南町らしさ。「大変だよ」という意味だ。23日は次第に天気が下り坂で、ところどころで雨が降り始める予報となっている。

    (テレビ宮崎)

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