
豪雨災害を想定し、ドローンを使って避難を呼びかける実証実験が行われました。
21日、津幡町で行われたドローンの実証実験。奥能登豪雨規模の災害を想定して行われました。
まず、現場から10キロ以上離れた県庁で遠隔操作するドローンが河川の増水状況を確認しました。
リポート:
「こちらが今回実証実験で使用されるドローン。新たな機能、サイレンを鳴らしながら飛んでいます。」
「これは訓練です。川の水位が上昇しています。今すぐ安全な場所に避難してください。」
ドローンを使って音声で避難誘導をする実験は全国でも初めてです。去年9月の奥能登豪雨では避難を呼びかける防災無線が故障したケースもありドローンがその代わりを担うものとして期待されます。県は去年10月、デジタル化の推進や能登半島地震からの復興を目的にKDDIと包括連携協定を締結。21日は県警と共に2度目となる実証実験を行いました。
石川県 浅野大介副知事:
「地震とか豪雨とかで、今現場がどうなっているのかを一刻でも早く知ることが私たち指揮を執る側としてとても重要ですのでそこに期待したい。」
KDDIスマートドローン 博野雅文社長:
「ドローン、ドローンポートを全国に展開して何かあった時に駆け付けられるという体制を作っていくのが日本の安心安全な社会の実現に向けて重要なポイントだと思っている。社会基盤として構築していきたい。」
県などは今後も実証実験を重ねて実用化を目指すということです。