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    原潜の放射能漏れを想定し避難訓練 住民参加の利便性で初の休日実施【長崎県佐世保市】

    原子力潜水艦から基準値を超える放射能が漏れ出したという想定で27日に佐世保市で訓練がありました。

    市民からの要望で今回は住民が参加がしやすい休日の実施になりました。

    家族で訓練に参加
    「一番危ないのがここの地域。子供たちにも知ってほしくて参加した」

    訓練は佐世保港内に停泊していた原子力潜水艦の周辺で基準値を超える放射能が測定されたという想定です。

    佐世保市や陸上自衛隊など12機関から125人が参加しました。

    今回は住民避難が目的の訓練のため、市はアメリカ海軍に参加の要請をしていません。

    放射能漏れがあった場合、佐世保市の地域防災計画では潜水艦から半径500メートル以内が避難の対象になっています。

    今回は赤崎地区の住人52人が参加し、バスで移動して放射線量の測定や医療従事者からの問診などを受けました。

    原子力防災訓練は今回で23回目ですが、市民からの要望を受けて初めて休日に実施されました。

    これまでしていた災害対策本部の運用の訓練は11月以降にする予定です。

    住民
    「(事故が)あってはならないが、あったときは知識がないと怖い」

    住民
    「今回、子供も親も参加が多かった。(休日開催の)効果はあった」

    佐世保市 米村誠 防災危機管理専門官
    「住民が原子力災害について、理解がしやすいように、分かりやすい工夫を凝らしながら、今後も訓練を組み立てたい」

    原子力潜水艦の寄港地は日本国内に3ヵ所ありますが、接岸場所から半径500メートル以内に住民がいるのは佐世保だけです。

    原潜の放射能漏れを想定し避難訓練 住民参加の利便性で初の休日実施【長崎県佐世保市】

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