
平年より雨が少ない影響で、愛媛県四国中央市の銅山川を流れる3つのダムの貯水率が、雨が少ないため50%を割り込みました。この厳しい状況に渇水調整協議会は21日、40%割り込めば取水制限のさらに強化に踏み切ることを決めました。このまま雨が降らなければ早ければ5月2日からの実施になります。
銅山川にある富郷、柳瀬、新宮の3つのダムの流域では、去年11月から20日までに降った雨が472.5ミリで、平年と比べ3割近く少なくなっています。
3つのダムをあわせた貯水率は21日午前0時時点で49.6%。平年を29.3ポイント下回っていて、工業用水の取水はすでに25%カットしています。
この厳しい状況のなか、銅山川渇水調整協議会は貯水率が40%を切った場合、翌日の午前0時から工業用水を30%カットし、新たに家庭用の水道も5%カットする取水制限の強化を決めました。
このまま雨が降らなければ、最短で5月2日午前0時から取水制限が強化される見込みです。
高松地方気象台によりますと、四国地方の今後1カ月の降水量は平年並みか少ない予報になっています。
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