桜ライン311に植樹
2012年12月20日
今回、日本気象協会は、『桜ライン311』という桜並木を作るための植樹に参加しました。心配された天候もどうにか持ちこたえ、すがすがしい秋の植樹会となったようです。
『桜ライン311』では、陸前高田市内約170kmに渡る津波の到達ラインに10mおきに桜を植樹し、ラインにそった桜並木を作ることで後世の人々に、津波の恐れがあるときにはその並木より上に避難するよう伝承していくことを活動としています。
したがって、苗木は、津波の到達ラインに植栽すること、その多くが斜面等険しい土地であることから、1.塩害に強い品種、2.冷害に強い品種、3.その他病虫害に強い品種を選定しなくてはなりません。
そこで、今回わたしたちは、上記の条件を満たしている『ベニシダレザクラ』『オオシマザクラ』という樹種の桜を寄付致しました。
その他、苗木は、陸前高田市小友町、竹駒町、高田町、気仙町に植樹しました。
なお、今回の植樹を終え、現在までの『桜ライン311』としての植樹本数は400本を超えたということです。
『桜ライン311プロジェクト応援マップ』では、 陸前高田市のマップ上に、これまで桜ライン311で植えた 桜の場所に桜の絵がプロットされていて、とてもわかりやすくなっています。
■桜ライン311プロジェクト応援マップ
来年の春には、強く美しい桜の花の開花が見られるかもしれません。
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