雪解けの道路は穴だらけ !! アスファルトがはげて、デコボコの悪路。思わぬ事故も…。
2016年02月29日
せっかく雪が解けたと思ったら、道路は穴だらけ。思わぬ事故につながることも。
深さは5cm~10cmほど。雪道のマンホールの穴と違って、アスファルトの穴のフチはカクカクとして鋭いので、バンパーが壊れるというよりも、パンクするのでは…という怖さがあります。乾いた路面なので、車を運転するときは、のろのろ運転の雪道と違って、ある程度スピードを出しますが、このデコボコの穴のせいで、車はけっこうガタガタいいます。たまに“大穴”にはまると、かなりの衝撃です。ハンドルをとられて思わぬ事故につながることもあります。
北国では毎年のことですが、雪解けのころになると、どうして道路はこんなにもデコボコの穴だらけになるのでしょう。
ひび割れに水が浸み込み、昼は解けて夜は凍る。凍ると膨張して、ひびが大きくなる。
すき間が大きくなったところに、通過する車の重みや衝撃で道路の一部が崩壊し、さらにアスファルトがはがれていくので、大きな穴となってしまいます。この穴は「ポットホール」といわれます。
春になって雪がとけると、北海道ではあちこちで道路の補修が行われます。補修された道路は雪が降るまでは走りやすくなりますが、雪が積もると、その補修された継ぎめにまた水がしみこみ、雪がとけると大きな穴になる…。毎年毎年繰り返される道路の穴と補修。北国の“風物詩”ともいえそうな光景です。
路面の悪化でパンク急増の年もあった。
「ひび割れ」から「穴」に“進化”する…
年末になるとよく道路の補修をしている光景を目にしますが、北海道の場合、年末に補修されても、どうせ雪解けには穴だらけになるのに…と、思わずにはいられません。
天気予報によると、ひな祭り以降から北海道でも気温が上がり、雪解けが進みそうです。雪がとけると目立つ道路の穴ボコ。雪が降っても雪が解けても、北海道のドライバーは運転に気を抜くことができません。