台風、その時あなたは?みんなの防災意識調査~tenki.jpラボVol.3~
2014年08月19日
Q.台風がくる時に 気をつけることはありますか?
土砂災害や河川の氾濫など、災害をもたらす台風ですが、実際に台風がきた際に対策を行うと答えた人は約半数にとどまりました。
「自分は大丈夫」「みんなもしていないから」という考えは台風には通用しません。台風被害を最小限にするために、しっかりと対策をしましょう。突然の台風の発生にも対応できるように日頃から準備をしておくことが大切です。
Q.台風がきている際に やむを得ず外出したことはありますか?
会社や人の頼みは仕方ない?
なんと、台風時に外出したことがある人は全体の4割という結果になりました。台風時の外出は危険を伴います。歩行者は強風にあおられて転倒したり、飛来物が当たったりする危険も。また、車での移動は視界が悪い上に、アンダーパスの冠水や、溜まった水でブレーキが効かなることもあり、安全とは言えません。仕事や人からの依頼はなかなか断りにくいものですが、身を守るため、時には外出を控えることも大切です。
Q.台風がきた際に 身の危険を感じたことはありますか?
台風では身の回りが危険な状況に
これまでの調査で、台風に対する心構えができている人は半数程度であることがわかりました。一方、6人に1人は、台風で危険を感じたことも。
台風時、街のあちこちに危険な場所が潜んでいます。風で飛ばされやすい看板の近くを歩いたり、窓ガラスなどの割れ物のそばにいたりすることは非常に危険です。いざという時恐い思いをしないためにも、台風への心構えや対策を万全にしておきたいですね。
ー 台風が危険であるという意識を持っている人は少ない?
実際に台風に対して対策を行う人は約半数にとどまる
災害をもたらす原因である台風ですが、実際に台風がきた際に気をつけることがあると答えた人は約半数にとどまるという結果になりました。風害・水害・高潮害・波浪害など日本でも様々な災害が台風によって起こっていますが、実際に台風に備える行動をしている人が約半数という結果は、日本人の台風に備える意識は比較的低いと言えるのではないでしょうか。
Q.台風などによる警報や特別警報が出た際の 避難行動はわかりますか?
20代・30代女性の約7割が「わからない」と回答!
なんと、60%の人がどういった行動をとればいいかわからないと回答。特に目立ったのは20代・30代の女性で、わからないと答えた人が約71%にのぼりました。実は、台風時にやむを得ず外出したことがあるか、という質問に関しても、20代・30代の女性は約51%があると回答。
無理をして外出をして、いざという時に避難行動がとれない、ということがないよう、十分事前に準備をしておきたいですね。
ー 台風による危険は事前に予測ができる!でも・・・・
台風で警報が出てもどう避難行動をとればいいかわからない人が約57%
20-30代女性は約71%がわからないと回答
実際に台風などによる警報や特別警報が出た際、どのような避難行動をとればいいか聞いた所、わからないと答えた人のほうが多く、20-30代女性に関しては約71%もの人がわからないと答え、危険意識の低さに加えて、予報や「警報」などの事前に発表される防災情報を活かせていないことがわかりました。
いざ台風が接近してからでは、対策は間に合いません。台風が来る前に、あらかじめどのような対策がとれるのか、きちんと知識を持っておきたいですね。
Q.台風に備えるための知識を子どもが持つことは 大切だと思いますか?
子どもの場合、台風に対する防災意識はどうなのでしょうか。
台風に備えるための知識や、実際に被害を出さないための知識を子どもが持つことが必要であるか、小中学生の子どもと同居する人に訊ねた所、避難行動について大人の約57%の人がわからないと回答している一方で、子どもにとっては重要とほぼ全員の約97%の人が「必要」と回答しました。
Q.自分の子どもに台風時の避難行動について 教えたことはありますか?
ほとんどの人が子どもにとって台風に備えるための知識が必要とは感じていても、実際に自分の子どもに台風時に気をつけることや、避難行動について教えたことがあるか聞いた所、「教えたことがある」と答えた人は約36%にとどまることがわかりました。
わかってはいても、教えることができない現状。大人が正しい知識を持つことが、子どもを守ることにもつながるのです。
ー 実は大人は教えてくれない!?子どもにも必要な「台風に備えるための知識」
子どもにとって、台風に備えるための知識が必要と約97%が回答
一方で実際に子どもに教えたことのある人は約36%
台風が来た時に、お子さんが必ずしも親御さんと一緒にいるとは限りません。お子さんへの防災教育として台風について教えている人はどのくらいいるのでしょうか。
避難行動について、約57%の人がわからないと回答している一方で、子どもにとって台風に備えるための知識が必要と答えた人がほぼ全員の約97%。更には実際に子どもに教えたことがあると答えた人は約36%と、半分にも満たない結果でした。
台風は、事前に備えることのできる災害です。大人もこの機会に正しい情報を身につけ、子どもにも引き継いでいくことで、被害を最小限にすることができるのではないでしょうか。
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