夏に増えたダニは秋に猛威!? 布団のダニ対策を徹底解説

秋はダニの死がいが増える時期
ダニは高温多湿を好み、夏の布団は格好の住みかと言われています。秋になって気温や湿度が下がるとダニの数は減りますが、アレルゲンの原因となるダニの死がいやフンはむしろ大幅に増加し、これらを吸い込むことで、くしゃみや鼻づまりなどのアレルギー症状を引き起こすそうです。秋のダニ対策は重要です。
今回の記事では、ダニアレルギーに悩む日本気象協会の気象予報士がこの時期に行っている、布団カバーの丸洗い、天日干し、乾燥機、掃除機による、実践的なダニ対策を紹介します。
布団カバーを丸洗い、水溶性アレルゲンを除去

カバーを外して、洗濯して干して、またカバーをつけるとなると、かなり面倒ですが、晴れている日&休みの日に、気合を入れてやってしまうのが良いでしょう。
布団叩きは逆効果?

ここで注意するポイントとして、布団の天日干しを行っているとき、布団叩きをしたくなりますが、これはダニ対策においては逆効果なことが多いそうです。布団を叩くと、叩いた衝撃でダニの死骸やフンが細かくなる、ダニが驚いて布団のより奥深くに逃げるなどのおそれがあるそうです。アレルギー症状を悪化させてしまう可能性がありますし、布団を痛めてしまうので、力いっぱい叩くのは控えると良いでしょう。
掃除機、乾燥機、そしてまた掃除機

ダニが死滅する温度は、一般的に50℃以上と言われているため、乾燥器を使って布団を乾燥させ、残っているダニを更に死滅させていきます。その後、2回目の掃除機がけを行い、布団のダニ対策は終了です。
【閲覧注意】吸い取ったホコリ・ダニの量は衝撃

秋こそ、布団などに大量発生したダニアレルゲンを、様々な手法で減らしていきましょう。