コーティング系フライパンを長持ちさせるコツとは?
2019年09月27日
大事に使えばフライパンも長持ちします
松茸、サンマ、さつまいもなど、おいしい秋の食材はたくさんあります。そんな旬の食材を調理する機会も増えてくるであろうこれからの季節、キッチンに欠かせないアイテムといえば、フライパンです。
頻繁に使うものだからこそ、できるだけ長く使い続けたいものですが、ガスコンロかIHかによってもフライパンの素材は変わってきますし、使う人の好みも様々。そんなフライパンを長持ちさせるコツとは?
大きく分けるとフライパンは2種類
●コーティング系
●ノンコーティング系
コーティング系とは、表面にフッ素樹脂などでコーティングが施されているもの。フライパンの表面に食材がくっつきにくいことが、何より使い勝手がよいポイントです。その他にも「軽い」「油が少量ですむ」「手入れが楽」といったメリットがあります。
もうひとつのノンコーティング系は、表面にテフロンやセラミックなどの別素材が貼られていないもの。鉄のフライパンなどがその一例です。
特徴としては「熱が伝わりやすい」「焦げてもまた使える」「手入れ次第で長く使える」といった点が挙げられますが、その一方で洗浄後に濡れたまま放置するとサビの原因になるので、お湯で洗浄した後にしっかり水滴を拭き取ることが、長持ちの秘訣です。
今回は上記の2つの中から、コーティング系フライパンに焦点をあてて、使用時のコツ、洗浄するときのポイントなどをご紹介しましょう。
コーティング系フライパンの正しい使い方
外側の汚れは、こまめに洗うと落ちやすくなります!
もっとも気をつけるべき点は「火の強さ」
コーティング系フライパンを使用する際に、もっとも気をつけるべき点は「火の強さ」です。
過度に熱すると劣化が進みやすくなるため、最高で180度までにとどめておくことが重要です。例えば、空炊きしてしまったり、強火での調理が連続すると短期間でコーティングははがれてしまいます。
洗浄時は、スポンジを使って「やさしい力加減」で
また、フライパンを洗うときも要注意です。摩擦が強いとコーティングがはがれやすくなってしまうので、やさしい力加減でスポンジを使って洗うようにしましょう。金タワシでゴシゴシ洗ったり、研磨剤や漂白剤が入っている洗剤の使用はご法度です!
食器洗浄機対応可能か、購入時に確認を
丈夫なセラミックとステンレス製のコーティング系フライパンであれば問題ありませんが、食器洗浄機用の洗剤には、研磨剤や漂白剤が含まれている場合が多いので、そうした理由からコーティング系フライパンは食器洗浄機に適していないといえます。そのため食器洗浄機で洗えるのか、購入時にきちんと確認することが大切です。
コーティング系フライパンも種類は豊富
フライパン選びは素材のチェックも大事
コーティング系の中で普及率の高いのが「フッ素樹脂加工」です。コーティング系の王道で、価格的にも手頃なため人気の素材です。
より長持ちさせたい人にオススメなのが「ダイヤモンド加工」です。「ダイヤモンド加工」とは、フッ素樹脂に加えて摩擦に強い人工ダイヤモンドを混ぜたもの。フッ素樹脂のみのものに比べて値段はやや高いものの、そのぶん耐久性に優れています。
── 自炊をする人にとっては欠かせないアイテムのフライパン。せっかくならば長持ちさせて大事に使いたいものですね。