2025年の「フラワームーン」はいつ? 名前の意味と由来は
フラワームーンとは 意味や名前の由来
アメリカの農事暦では、月ごとの満月にそれぞれ名前がつけられています。5月の満月は「フラワームーン」と呼ばれ、多くの花が咲く頃であることに由来しています。
具体的な根拠は不明ですが、フラワームーンは人間関係の改善や、友達運や恋愛運に効果があるなどと言われています。フラワームーンの写真をスマホの待ち受け画面にするというおまじないもあるようです。
そのほかにも満月の日はお産が多い、交通事故が多いなど、フラワームーンに限らず、満月にまつわる言い伝えは多くあります。月の引力が人体などに何らかの影響を及ぼすという考えが元になっているようですが、その真偽ははっきりしません。
ただ、満月に神秘的なパワーを感じる方は多いと思います。満月を見上げて、願いごとを託してみるのも良いかもしれませんね。
いつ見える? フラワームーンの日時
月は約29.5日のサイクルで「新月→上弦→満月→下弦→新月」という満ち欠けを繰り返しています。月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係の変化にともない、太陽に照らされて光って見える部分が変わるために起こるものです。太陽と月が180度離れたとき、満月となります。
今月は満月となるタイミングが13日午前1時56分と未明になります。完全な満月を見るためには、夜更かしすることになりますが、前日となる12日の月の出は東京で午後6時25分となり、前夜からほぼ満月を楽しめそうです。
フラワームーン以外の満月名は? 2025年の満月日時もまとめて紹介
以下は、アメリカの農事暦による各月の満月の名称と日時です。
■2025年 各月の満月とその名称
ウルフムーン 1月14日(火) 7:28頃
スノームーン 2月12日(水) 22:54頃
ワームムーン 3月14日(金)15:55頃
ピンクムーン 4月13日(日) 9:23頃
フラワームーン 5月13日(火) 1:56頃
ストロベリームーン 6月11日(水) 16:44頃
バックムーン 7月11日(金) 5:37頃
スタージョンムーン 8月9日(土) 16:56頃
※コーンムーン 9月8日(月) 3:09頃
ハンターズムーン 10月7日(火) 12:48頃
ビーバームーン 11月5日(水) 22:20頃
コールドムーン 12月5日(金) 8:15頃
このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも楽しいかもしれませんね。
※9月の満月は「ハーベストムーン」と呼ぶこともありますが、今年2025年は「コーンムーン」の呼び方になります。その秘密については「ハーベストムーン」の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
観察のポイントは
満月は日没後に東から上り、夜遅くには南の空に見えます。5月とはいえ、夜は少しヒンヤリとすることがありますので、服装には注意が必要です。tenki.jpの天気予報で夜の気温を確認し、羽織るものを用意するなど、体を冷やさないよう、お気をつけください。
なお、「春霞」という言葉があるように、春はチリやホコリ、黄砂などで大気の透明度が低くなることがあります。空が霞んでいる時は、ぼんやりと幻想的な満月を楽しむのもよいでしょう。
まとめ
tenki.jpで最新の天気予報や星空指数を参考にしながら、この時期ならではの満月を楽しんでみてくださいね。
最終更新者:石榑 亜紀子