岩手山の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 岩手山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯39度51.15分 東経141度00.06分 標高2038m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。
西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
岩手山周辺の傾斜計やひずみ計、GNSS連続観測では、2024年2月頃から山体の深いところの膨張を示す地殻変動が観測されています。
JAXAの衛星「だいち2号」の10月29日の観測データを用いた国土地理院によるSAR干渉解析結果では、大地獄谷周辺に、衛星に近づく変動が見られています。この変動は、大地獄谷付近のごく浅いところの膨張を示していると考えられます。
また、黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は、10月下旬以降、発生頻度がやや高まっていますが、その他の岩手山周辺における地震活動に大きな変化は認められません。
西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありますので警戒してください。
JAXAの衛星「だいち2号」の10月29日の観測データを用いた国土地理院によるSAR干渉解析結果では、大地獄谷周辺に、衛星に近づく変動が見られています。この変動は、大地獄谷付近のごく浅いところの膨張を示していると考えられます。
また、黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は、10月下旬以降、発生頻度がやや高まっていますが、その他の岩手山周辺における地震活動に大きな変化は認められません。
西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありますので警戒してください。
防災上の警戒事項等
西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、15日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。