吾妻山の火山の状況に関する解説資料
レベル1(活火山であることに留意)
火山名 | 吾妻山 | |
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警戒レベル等 | レベル1(活火山であることに留意) | |
位置・標高 | 北緯37度44.11分 東経140度14.66分 標高1949m |
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
7日19時50分頃、わずかな傾斜変動を伴う火山性微動が発生しました。今後の火山活動の推移に留意してください。
7日19時50分頃、わずかな傾斜変動を伴う火山性微動が発生しました。今後の火山活動の推移に留意してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
吾妻山では、7日19時50分頃に火山性微動が発生しました。これまで観測した火山性微動に比べると、振幅は小さいものでしたが、継続時間は1時間39分(速報値)と最も長いものでした。火山性微動が観測されたのは、2022年3月28日以来です。
火山性微動の発生の前後で火山性地震の増加はありませんでした。
浄土平に設置している傾斜計では、火山性微動の発生に伴いわずかな大穴火口方向(西)上がりの変動がみられましたが、現在は火山性微動発生前の状態に概ね戻っています。
監視カメラによる観測では、特段の異常は認められません。
なお、吾妻山では、5月上旬頃から浄土平傾斜計で大穴火口方向(西)上がりの緩やかな変化が継続している等、火山活動がわずかに高まっている可能性がありますので、今後の火山活動の推移に留意してください。
火山性微動の発生の前後で火山性地震の増加はありませんでした。
浄土平に設置している傾斜計では、火山性微動の発生に伴いわずかな大穴火口方向(西)上がりの変動がみられましたが、現在は火山性微動発生前の状態に概ね戻っています。
監視カメラによる観測では、特段の異常は認められません。
なお、吾妻山では、5月上旬頃から浄土平傾斜計で大穴火口方向(西)上がりの緩やかな変化が継続している等、火山活動がわずかに高まっている可能性がありますので、今後の火山活動の推移に留意してください。
防災上の警戒事項等
大穴火口や燕沢火口列周辺では、火山ガスの噴出が認められており熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。