台風上陸前から大雨 四国で6時間降水量が300ミリ超も 九州は風が強まり暴風警報
2021年09月17日09:01
四国 たった6時間で 平年9月ひと月分の半分以上の雨
高知県四万十町窪川では、8時30分までの6時間降水量が302.0ミリと、1976年の統計開始以来、1位の値を更新して、平年9月ひと月分の半分以上の雨が、たった6時間で降りました。他にも、高知県四万十市中村では、7時20分までの6時間降水量が213.5ミリと、200ミリ以上となっています。
これは、台風の東側に停滞している前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込んでいるためです。この後、台風本体の雨雲が近づくにつれて、西日本では雨量がさらに増えるでしょう。東日本や北日本でも大雨になる所がありそうです。
九州 台風の強風域に
最大瞬間風速は、長崎県福江空港で24.2メートル(7時54分)、五島市では20.4メートル(7時58分)を観測しました。
このため、17日金曜8時半現在、九州や四国の一部に「大雨警報」や「土砂災害警戒情報」が発表されていて、九州では広い範囲に「暴風警報」が発表されています。土砂災害に厳重に警戒するとともに、暴風や低い土地の浸水、川の増水・氾濫などに警戒を続けてください。