3日(木)ひな祭り 九州~関東で春の日差し 東京スカイツリーぼんやり 春がすみ
2022年03月03日14:44
九州~関東で春の日差し
池袋サンシャインから見渡す東京の空は、日差しはたっぷりですが、空が白っぽく霞んで見えています。昨夜からきょう3日未明にかけて関東地方では一時雨が降り、今朝は宇都宮で濃い霧を観測するなど、内陸部では霧の発生した所もあり、湿った空気が流れ込んでいました。
空が白っぽく見える理由は、水蒸気や花粉、チリ、ほこりなど様々です。気温が上がるにつれて空気中に含むことができる水蒸気の量が増えたり、強風によって花粉が舞いやすくなり、空が白っぽく見えることが多く、ぼんやりした空は春の訪れを示しているとも言えます。
また、5日(土)には、中国大陸から西日本を中心に黄砂が舞う予想が出ています。洗濯物などは念のためご注意ください。
霞とは?
黄砂とは?
黄砂粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子(粒径が10マイクロメートル以上)は重力によって速やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数マイクロメートル以下)は上空の風によって遠くまで運ばれます。例えば、東アジアが起源の黄砂粒子が太平洋を横断し、北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されています。