九州で記録的な大雨 大雨警報も 夕方にかけて土砂災害など警戒
九州 3月としては記録的な大雨に
今日午前11時までの24時間雨量は、長崎市234.0ミリ、長崎県雲仙岳で249.5ミリと、いずれも3月としては観測史上初めて200ミリを超えました。このほか熊本市でも157.5ミリと3月の観測史上1位を更新しています。
午前11時半現在、大分県の一部に大雨警報が発表されています。
夕方にかけて土砂災害などに警戒
夕方には大雨のピークは越える予想ですが、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害には引き続き警戒が必要です。
大雨時に危険な場所は?
①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。