ヒートショックに注意 7日夜~8日朝は冷え込む 東京3℃予想 安全な入浴方法は?
今夜から明日朝は冷え込み強まる ヒートショックに注意
このような冷え込む時期に気を付けなければいけないのが「ヒートショック」です。冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋、寒い部屋から暖かい部屋への移動など、急激な温度の変化によって血圧が乱高下するなど身体がダメージを受けるため、「ヒートショック」が発生しやすくなります。入浴時に最も発生しやすいといわれているため、今夜も入浴の際は注意が必要です。
ヒートショック予防 安全な入浴方法は?
お湯の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を心がけましょう。特に、心臓病や高血圧の方は、半身浴(お湯に入るのは胸の下あたりまで)がおすすめです。もし、肩が寒い場合は、お湯で温めたタオルをかけましょう。また、血圧の変動を抑えるために、お湯に入る前には、かけ湯をしっかり行ってください。
そして、入浴の前後で、急に「寒い」と感じないように、脱衣所と浴室の温度変化がないようにしましょう。脱衣所は小型の暖房器具で暖めておき、浴槽はシャワーでお湯をためると、浴室全体が暖まります。すでに、浴槽にお湯がたまっている場合は、入浴前に十分かき混ぜた後、浴槽の蓋を開けておくだけでも、湯気で浴室全体を暖めることができます。そのほか、入浴前後に、コップ1杯の水分を補給することも、入浴中のヒートショック防止につながります。
さらに、万が一に備えて、家族に一声かけてからお風呂に入ることを習慣にしましょう。長風呂になりがちな方は、家族の方が、時々、声をかけてあげてください。また「お風呂の中で音が全くしない」「突然大きな音がした」など、異常を感じたら、ためらわずに声をかけましょう。
住宅全体を暖めて ヒートショックを防ごう
そのためには、部屋ごとに温度計を置いて室温を確認し、寒い部屋には、暖房器具を設置するなど、対策を心がけましょう。部屋と部屋の温度差をなくすためには、居室 だけでなく、家全体を暖かくすることが重要で、二重サッシにするなど、断熱化も有効です。
特に、居間や脱衣所の室温が18度未満の住宅では、浴槽のお湯の温度が42度以上の"熱め入浴"が増加する、という研究結果もあり、血圧の急激な変化につながるおそれもあります。
目安となる室温は、家中どこでも18度以上と覚えてください。