年末年始の天気 大晦日は全国荒天 元日は日本海側で雪 積雪急増も 雪の事故に注意
2023年12月27日18:16
明日28日 広く日差し 北陸など日本海側で一時雨や雷雨
明日28日は、北日本も含めて、広い範囲に日差しが届きそうです。
ただ、低気圧が近づく北陸や東北の日本海側は、大気の状態が不安定です。日中は晴れていても、夜は急にザッと降る雨や雷雨にご注意ください。
気温は今日27日と同じくらいの所が多くなりますが、関東は雲がかかる時間が長くなり、気温が上がりにくいでしょう。東京の最高気温は10℃の予想で、日中もマフラーが欲しくなるような寒さです。暖かくしてお出かけください。
北日本や北陸は、冷たい風がおさまり、寒さが緩みそうです。
大晦日は全国的に荒天 元日にかけて雪強まる所も
九州は30日夜から雨が降りだし、31日朝には九州から関東、北陸まで広く雨でしょう。沿岸ほど雨や風が強まり、横なぐりの雨になる所もありそうです。東北や北海道は湿った雪が降り、大晦日の朝から短時間で積雪が急増する恐れがあります。
雨や湿った雪によって、雪の多い所では落雪や融雪事故が発生しやすくなるため、十分に注意してください。
31日大晦日のうちに、次第に冬型の気圧配置に変わるでしょう。上空に強い寒気が南下するため、北陸や東北は、はじめ雨の所も標高の高い場所から次第に雪に変わる見込みです。31日日中から中部山岳や北日本の日本海側は雪や風が強まり、吹雪になる所もありそうです。見通しの悪化による交通の影響などにご注意ください。
1日元日 北陸から北の日本海側で広く雪 積雪急増も 太平洋側も風冷たい
標高の高い山では、大荒れの天気が見込まれるため、初日の出を見に、山登りを計画されている方は、警戒が必要です。
新潟県、北陸3県や長野県や岐阜県の高い山では31日大晦日の日中から猛吹雪となる恐れがあります。最新の情報をこまめに確認し、計画を見直す、中止にするなども検討するようにしてください。
関東から西の太平洋側は、元旦には日差しが戻る所が多く、「初日の出」が期待できそうです。晴れる太平洋側も1日には体感温度がガラッと変わり、北風が冷たい年明けとなるでしょう。初詣などの外出も、万全な防寒対策をなさってください。
雪下ろしの注意点
安全に雪下ろしをするための注意点として、次の3つのことを改めておさえておきましょう。
(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。
お正月三が日 3日は雨の所も 積雪の多い所ではなだれに注意
お正月にかけて、積雪の多い所では更に積雪が増えるため、なだれが起こりやすくなるでしょう。年始にかけて、雪の事故に巻き込まれないように、十分ご注意ください。