関西 今日夕方にかけて大雨のピーク 引き続き警戒を
2024年05月28日12:43
兵庫県などで100ミリ超えの大雨に
神戸市や京都市などの都市部でも100ミリ近い雨となっており、広い範囲で大雨になっています。
朝来市生野では5月1か月の平年の降水量が200ミリ程度なので、たった1日で5月の1か月分の雨量の4分の3が降ったことになります。
夕方にかけて雨のピーク 発達した雨雲が次々と流れ込む
この雨雲はゆっくり東へ進みながら北上しており、このあと夕方にかけて関西にも活発な雨雲が次々と流れ込むでしょう。
夕方にかけては、太平洋側の地域を中心に、1時間に50ミリの滝のような非常に激しい雨や激しい雨の降る恐れがあります。
すでに大雨となっている地域でも、さらに雨量が増える恐れがあります。
低い土地への浸水や土砂災害に警戒し、河川の増水にも十分に注意をしてください。
今夜には、雨雲は次第に東へと離れ、関西では西の地域から次第に雨はやむ見込みです。
大雨のピークを越えた後も要注意
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。