8月は危険な暑さ長期戦? 関東や東北は急な暑さに注意 1か月予報
2020年07月30日18:35
2020年8月 記憶に残る暑さに
全国的に「高温傾向」ということで、熱中症の危険度が特に高まる恐れがあります。飲み物を持ち歩いて、のどが渇く前に水分補給をするのはもちろん、汗を大量にかいた時には、塩分補給も忘れないでください。さらに、今年はいつもの8月とは違い、新しい生活様式の中での「熱中症予防」が求められていますが、2メートル以上の十分な距離が取れる場合は、周りに人がいないことを確かめて、適宜にマスクを外して、休憩してください。
【8月1日~7日】関東甲信は梅雨明け後「かなりの高温」へ
8月1日~7日の平均気温は、北日本と沖縄・奄美は「平年より高い」でしょう。7日は「立秋」で、暦の上では秋を迎えますが、実際は、まだまだ厳しい暑さが予想されています。特に、沖縄地方では8月5日頃から、奄美地方では8月7日頃から「かなりの高温」が予想されています。体調管理や農作物の管理に注意が必要です。
一方、西日本と東日本は「平年並み」の予想ですが、決して涼しいわけではありません。8月上旬といえば、いつもの年だと、一年で最も暑い時期です。最高気温が35度以上となる所もあるでしょう。また、この週には、関東甲信地方など梅雨明けが遅れている地方でも、いよいよ梅雨明けしそうです。夏本番の日差しが照り付けて、厳しい暑さの日が増えるでしょう。
ただ、関東や東北の太平洋側では、この7月後半は、比較的しのぎやすい日が多かったので、8月に急に暑くなると、かなり体にこたえる心配があります。関東甲信地方では、8月6日頃から「かなりの高温」が予想され、「高温に関する早期警戒情報」も発表されています。熱中症には、十分な注意が必要です。無理をしないで、なるべく涼しくして、お過ごしください。
【8月8日~14日】東・西日本も 高温傾向に
この週の後半には、お盆を迎えますが、暑さがおさまる気配はありません。昼間の暑さが厳しいだけでなく、夜も気温が高いままだと、寝苦しい日が続いて、体に疲れがたまりやすくなるでしょう。冷房や扇風機を適度に使うなど、対策を心がけてください。
【8月15日~28日】全国的に 厳しい暑さは 止まらない
8月も後半ですが、暑さのトンネルは出口が見えそうにありません。厳しい暑さが長引くと、食欲がなくなったり、体力を奪われたりしがちです。特に暑い時間帯は、とにかく無理をしないで、お過ごしください。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方